金属床
床の部分が金属でできた義歯。上顎では粘膜の部分、下顎では舌の周りに触れる部分に金属を使用しています。使われる金属は、チタンをはじめ白金加金、金、コバルトクロムなどが主流です。
金属床義歯は薄く製作できるため、口腔内の違和感を軽減できます。また、金属は熱伝導率が高いため、食べ物や飲み物の温度が伝わりやすく、おいしく食事をすることができます。なお、部分義歯の場合は残っている歯にバネをかけますが、金属床は上部でたわまないため、残存歯への負担も軽減できます。
チタン床について
チタンプレート
チタン床義歯完成
チタンは、コバルトクロムや金合金よりも軽量で、生体親和性に優れ、金属アレルギーのリスクもない金属です。金属の味もほとんどせず、温度が伝わりやすいので食事をおいしく楽しむことができます。また、強度に優れ、たわむことがないため薄く製作できます。